こんにちは。杉山です。
GP神戸2017に参加してきました!
前回のGP静岡は練習したけど勝てなくて、やっぱり練習しか無い、と決意を新たにする悔しい終わり方でした。
敗戦を経てどのように取り組みが変わったのか。
早速、振り返っていきましょう!
※公式のデッキテクインタビューを受けたので、こちらの記事(http://coverage.mtg-jp.com/gpkob17/article/018936/)も合わせてお読みください。
1.アモンケット発売前
今回のGP神戸はモダンフォーマット。
そこでその他のフォーマットはバッサリと切り捨て、4月からモダンを開始しました。
PPTQやGPTなどのイベントは全てスルーし、プロや学生に負けないだけの練習時間を確保するために資源(時間)を集中させます。
アモンケットが発売されてからが本番ですが、まずはデスシャドウ系や《聖遺の騎士》+《珊瑚兜への撤退》バント、フェアリー、バーンを触ってみました。
ここはまあモダンの速度感やメタを感じるのが目的でしたが、メタはなんでもあり、フェアリー・バーンはちょっと使いたくないな、という感想。
まあまあやりたいことをやらせてくれそうな環境でもありそうだったので、並行してやりたいこと(強そうな動き)をメモしておきます。
一部抜粋すると、
・ハンデス-《タルモゴイフ》-《通りの悪霊》-《ウルヴェンワルド横断》
・ハンデス-《苦花》-《死の影》
・フェッチ-《改革派の結集者》
・マナクリ-《聖遺の騎士》-《集合した中隊》
・ハンデス-《翻弄する魔道士》-《反射魔道士》-《ヴェンディリオン三人衆》
・《血清の幻視》-《通りの悪霊》
・《東屋のエルフ》-《楽園の拡散》-《集合した中隊》
こんな感じでした。
「カウンター弱い。ハンデス強い。使いたい」とも書いてありました。
こうしてデッキ未満・コンボ未満のアイディアをまとめておくと、環境のデッキの強い部分を理解することで変なチューンをしてしまうことを避けられますし、アイディアを組み合わせてデッキにしたりすることが出来ます。
2.アモンケット発売
そうこうしている内にアモンケットが発売されました。《献身のドルイド》コンボの登場です。
自分もMOでのリリース後、早速無限頑強とのハイブリッドを組んで回してみましたが、ジャンドデスシャドウにハンデスと除去でボコボコにされてしまいました。
しかしその他のデッキには圧勝しリーグは3-2。
そこそこのポテンシャルを感じた、といったところでした。
「このコンボに調整期間をオールインしよう」と 決断する程度の「そこそこ」でした。
3.試行錯誤
《献身のドルイド》コンボは新しいデッキだったため、リストは固まっておらず、またキーとなるパーツの枚数が少ないためフリースロットの余裕があります。
調整の余地が多いにあるということは弱点の補強やメタに合わせたチューンも容易だと考え、このデッキと半分心中するつもりで調整をはじめました。(GP1週間前まで粘って駄目だった場合はグリクシスデスシャドウに乗り換えるつもりでしたが^^)
コンボパーツの枚数が少ないだけあって他のデッキとのハイブリッドも余裕で、「無限頑強」「ナイトフォール」「テューンスパイク」「タイタンブリーチ」「けち屈葬」「エルフ」「《猿人の指導霊》入り2キルパターン」「バントエルドラージ」「タルモ入り」「《霊気の薬瓶》入り」「壁カンパニー」更にこれらのデッキのハイブリッド。。。
細かいバージョンを含めると、GPまでに50近くのリストを試しました。
無限頑強・ナイトフォール・更にそのハイブリッドあたりが本命でしたが、どちらのコンボにも墓地対策がクリティカルヒットしてしまうことからハイブリッドは断念(ついでにタルモも墓地対策が引っかかってしまうので採用を断念)。
※ストームやドレッジ、リビングエンドが猛威を振るっていたことから、今回のGPでは絶対に墓地対策が緩まないであろう確信がありました。
さまざまなデッキを試しましたが、共通して言えるのは
・除去に弱すぎ><
・無限コンボを決められないと途端に紙束デッキ><
・相手の《タルモゴイフ》《死の影》が乗り越えられない><
・あまりにも相手に干渉できなさすぎ><
……ということで、
《稲妻のすね当て》を積んでみたり
《思考囲い》を積んでみたり
《呪文滑り》を積んでみたり
《復活の声》を積んでみたり
いろいろ試したのですが、どれもしっくりくるようなこないような。
ここら辺りでGP3週間前。危機感が背中を這い上がってきました。
(ヤバい。絶対時間足りない)
なにしろモダンのプールは広大で、一人で好き勝手やっていると朝から晩までデッキを組んでおしまいです。
デッキ組むの楽しい。
組んだデッキを回してフィードバックを回収する時間が必要ということで、今回は広島の強豪プレイヤーの前野さんという方にデッキシェアとグループ調整をお願いしました。
GPトップ8などの戦績こそ無いものの安定してGPで賞金を獲得するプレイヤーで、プレイングには全幅の信頼が置けます。
幸い快く引き受けてもらえ、これで客観的な意見と的確なフィードバックと冷静なツッコミを確保できました。
これで思う存分デッキ作成に専念できます。へっへっへ。
そこから先の調整経緯はデッキテクインタビューに大体書かれていますが、
・無限マナの注ぎ込み先兼単体のカードパワーで《聖遺の騎士》採用(ついでにお守りで《珊瑚兜への撤退》も)
・コンボが決められなくても勝てるように、という観点で《薄暮見の徴募兵》《歩行バリスタ》を解雇、《不屈の神ロナス》の採用(無限マナが決まった時点で相手に除去はないので《不屈の神ロナス》や《ケッシグの狼の地》で概ね問題なし)
・コンボパーツが多いことと墓地対策に弱いことから無限頑強は諦め(《解放された者、カーン》や《絶え間ない飢餓、ウラモグ》、無限バリスタなど無限ライフの上から負けるケースも少なくなかったことも後押し)
・相手に干渉できるように《思考囲い》の採用(単純にカードパワーが強すぎ問題も)。1マナ域が10枚になり、《献身のドルイド》と合わせキープ基準が14枚になったのでマリガン減少
・同様に《呪文捕らえ》《反射魔道士》の採用
・《思考囲い》のルーズライフを補填しナチュラルに墓地対策をする、ロナスとも相性の良い《漁る軟泥》の採用
といった感じでチューンが進みました。
PTが終わった松本郁弥くんにもデッキをシェアし、フィードバックをもらって、リストが出来上がったのはGP当日深夜2時。ギリギリでした。
4.パーツ選択について
そんなわけで、ドルイドコンボというデッキについて、深さはともかく広さにかけては日本一調整した自信があります。
なので、ぺらぺらーっと薄い感じで採用したカードも採用しなかったカードも一部抜粋してみましたので、一言コメントと共に見ていきましょう。
◆《薄暮見の徴募兵》
ドルイドコンボの基本と言っても良いパーツ。
ただし、先出しできるようで、変身させられてしまうとコンボに隙ができてしまうので出しづらいカードでもあります。
いつ出しても強い《漁る軟泥》《聖遺の騎士》を優先。
◆《不屈の神ロナス》
このデッキはしばしば土地とマナクリしか引かないフラッドに陥ることがありますが、《不屈の神ロナス》なら《極楽鳥》と合わせて9点!9点!で簡単に勝ってしまえます。《集合した中隊》でロナスがめくれるとかなり嬉しいですね。
《歩行バリスタ》と比べた時のデメリットは「《崇拝》に弱い」「《ファイレクシアの非生》に弱い」「殴れるのが《献身のドルイド》しかいない時に相手に《スレイベンの守護者、サリア》が立っていると泣きそう」「《糾弾》《神聖な協力》に弱い」「《跳ね返す掌》に弱い」といったところです。逆に《神聖の力線》に強かったりもします。メリットが上回ると判断しての採用ですが、メタによっては再考した方がいいかもしれません。
◆《ケッシグの狼の地》
《ガヴォニーの居住区》の5倍は強い土地。だいたいのクリーチャーと相性良し。序盤なるべく優先して《踏み鳴らす地》をサーチしておくと幸せな場合が多いです。
◆《水蓮のコブラ》
《聖遺の騎士》との相性良し。フェッチと合わせてとんでもないマナが出ます。けど、そう言えばそのマナでやりたいこと何もなかったですね。てへぺろ。テューンスパイク型なら《召喚の調べ》で《テューンの大天使》持って来やすいかも?
◆《ヴリンの神童、ジェイス》
現在のモダンで許されるスピードを超えています。悪い意味で。
持っていなかったので購入したものの1リーグで即売却され、財布にダメージを与えただけの存在でした。節穴は辛い。
◆《呪文滑り》
避雷針としての役割は十二分に果たしますし、バントエルドラージやバーン、呪禁オーラなど一部のデッキには劇的に刺さるのですが、避雷針以上の役割は果たさないのと《コラガンの命令》にいいようにやられてしまうのが難ありです><
◆《復活の声》
バーンにめっぽう強く、BG系のリリアナ耐性もバッチリ。ただし採用するなら《臓物の予見者》とセットが条件です。
◆《稲妻のすね当て》
これはかなり強かったカードです。いきなり無限コンボを決める以外にも、マナクリをキャストして装備、マナを出してマナクリキャスト、装備を付け替えて更にマナ出し、、、と一気に展開したり、《聖遺の騎士》がいきなり殴ったり。
ただし貴重なスペル枠を使ってしまうこととサーチできないことがネックになったり、やっぱり《コラガンの命令》が流行っているので非採用に。一度、場に《ケッシグの狼の地》と《稲妻のすね当て》があり、まっさらな場で《極楽鳥》をトップ。喜び勇んですね当てを装備して殴り《ケッシグの狼の地》を起動しようとして被覆に気付く、という恥ずか死をしてしまったことがあります。パンプしてから装備しようね!
◆《稲妻のやっかいもの》
これはかなり弱かったカードです。《稲妻のすね当て》と違ってほぼ一度しか速攻を付与できないのが非常にやっかい。
◆《異端聖戦士、サリア》
フェッチを《進化する未開地》化させる時だけかなり可能性を感じたカードでしたが、モダンでやることでもないだろうということで没に。
◆《ミラディンの十字軍》
デスシャドウに対するスーパーアンチカード!と思いきや、《稲妻》されたり《神々の憤怒》されたり《鞭打つ触手》されたり《滅び》されたり《ヴェールのリリアナ》されたり《ティムールの激闘》されたり《未練ある魂》にチャンプされたりといいとこなしでした。残念。
◆《タジュールの保護者》
《ヴェールのリリアナ》や《全ては塵》に負けまくったので気の迷いで試してみたのですが、リーグ1戦目にして《復活の声》のほうが10倍マシということに気づいてしまい、残りの4戦は本当に凹みながら消化しました。。。
◆《月の大魔術師》
流石に5色で運用するのはどうなのかなあ大丈夫なのかなあ、と踏ん切りがつかなかったところにあっさり《神々の憤怒》で流されてしまい、採用は見送りに。でも枠やメタによっては取ってもいいカード。
◆《ぶどう園の大魔術師》
こっちはどんな時でも取っちゃ駄目だと思います。
2ターン目に《集合した中隊》撃てるなーと脳天気に思ってました。2ターン目に《けちな贈り物》を撃たれるまでは。
◆《翻弄する魔道士》
隠れたMVPカード。
《思考囲い》からの《翻弄する魔道士》は古き良きマジックを感じさせます。
リビングエンドの続唱に対応して《召喚の調べ》から持ってきたり(《弁論の幻霊》でも可)、《瞬唱の魔道士》に対応して持ってきたり。単純にアドグレイスなどのコンボ殺しでもあります。コンボデッキ相手の勝率が全然変わってくるので、メインに1枚挿すべきでした。
◆《突然の衰微》
ナイスサイドカード。
デスシャドウ系相手に《再利用の賢者》や《クァーサルの群れ魔道士》は入れたくないですが《突然の衰微》なら自然に入れられ、うっかり《墓掘りの檻》を出されてぐぬぬ…というケースにも対応できます。除去できない《黄金牙、タシグル》や《グルマグのアンコウ》はそもそも脅威ではありませんし。
◆《集団的蛮行》
なんで気づかなかったんだカードその1。
すみません、スペル枠はチェックが甘かったです。。
これがサイドにあるとバーンや同型相手の勝率が全然変わってきますし、単純にコンボデッキ相手に追加のハンデスとして入れても十分です。
◆《先祖の結集》
一枚で逆転できるいいカードではあるのですが、なんとなくサイドインすることが少なかったのでなんとなく没に。
もう1ギミックあれば化けそうだなあ、とは思っていました。
◆《静寂の守り手、リンヴァーラ》
サーチする暇ないので《過酷な指導者》へ。《異界の進化》型なら。
◆《鷺群れのシガルダ 》
同上。ただし一度出れば制圧力は圧倒的。
◆《過酷な指導者》
実は無限頑強相手には次ターンの約束された死を用意されるので《静寂の守り手、リンヴァーラ》に比べて数段落ちるんですが、同型相手に速度的にワンチャンスを作るカードということと、ランタンコントロールに劇的に刺さるので採用しました。
プレインズウォーカー相手にも強いんですが、おそらくはインアウトの枚数の都合上、サイドインされることは無いと思われます。。
◆《大爆発の魔道士》
何にも間に合ってないです。枠取りすぎ。
◆《東屋のエルフ》《楽園の拡散》
2色や3色デッキならかなり強い。残念ながら4色以上では厳しいです。
◆《戦争の報い、禍汰奇》
結局間に合うの?間に合わないの?
残念ながら練習中には結論が出せなかったので没に。あと2日間あれば採用していたかもしれません。
◆《死後の一突き》
なんで気づかなかったんだカードその2。
《先祖の結集》よりは断然こっちですね。
5.GP本戦
前回のGP静岡では初戦でやらか死をしてしまい、茫然自失となりました。
今回はそのようなことのないよう、早めに会場に入りコーラを飲んで意識を覚醒。その結果……?
1回戦 BYE
2回戦 クラシックアブザン 先手 ××
1ゲーム目は土地とマナクリしか引かず、《最後の望み、リリアナ》に虐殺されて負け。
2ゲーム目は圧倒的有利な場から、考えていた2つのプランをなぜかミックスしてプレイしてしまい、一瞬で盤面が崩壊して負け。
やらか死、ふたたび…! 死にたい!><
3回戦 エスパーデスシャドウ 後手 ○○
1ゲーム目、こちらのクリーチャーは除去で捌かれ、《未練ある魂》トークンに殴られ続けてライフ1。もうダメだーという最後の最後に《珊瑚兜への撤退》をトップデッキ。ライフは支払えないものの《聖遺の騎士》が大きくなって一撃で削りきって勝ち。
2ゲーム目、《崇拝》を貼られて焦るも、《反射魔道士》で《死の影》を帰してクリーチャーが0になり殴りきり。
4回戦 ジャンドデスシャドウ 後手 ○×○
1ゲーム目は1マリガン。《死の影》が3体並ぶも《漁る軟泥》で細かく延命し、《聖遺の騎士》から《ケッシグの狼の地》をサーチして《極楽鳥》と《漁る軟泥》でダメージレースを差し切り。
2ゲーム目は除去を乗り越えてコンボの用意をするも、チャンプブロックに《ティムールの激闘》でオーバーキル。
3ゲーム目は相手1マリガン。《聖遺の騎士》が生き残ったので《珊瑚兜への撤退》で勝ち。
5回戦 青ヴァラクート 後手 ×○○
1ゲーム目は共に1マリガン。お互い何も引かず、ただ土地を並べ合う展開。8/8の《聖遺の騎士》のワンパンが通るも、返しで《風景の変容》→《召喚の調べ》で《呪文捕らえ》をサーチしようとする→《イゼットの魔除け》でカウンターされて負け。
2ゲーム目は《翻弄する魔道士》で《謎めいた命令》を指定して無限マナコンボから《ケッシグの狼の地》で勝ち。
3ゲーム目は《翻弄する魔道士》で《イゼットの魔除け》を指定して聖遺撤退を決めて勝ち。
2ゲームとも《翻弄する魔道士》の指定がヒットしていた模様。
6回戦 親和 先手 ○○
1ゲーム目、1マリガンするも、《思考囲い》で安全確認をしながらの4キル。
2ゲーム目、相手がトリプルマリガン。速やかに終了。
7回戦 リビングエンド 先手 ×○○
1ゲーム目、《思考囲い》《漁る軟泥》スタートでウキウキするも普通に《死せる生》されて圧殺。
2ゲーム目、相手1マリ。《虚空の力線》スタート。かなりグダって普通に《フェアリーの忌み者》他に殴られて残りライフ2まで削られ、途中《珊瑚兜への撤退》での占術を1回忘れて大ピンチになるも、ギリギリコンボが間に合って勝ち。
3ゲーム目、《虚空の力線》2枚貼りから相手のリセット《死せる生》を《召喚の調べ》から《翻弄する魔道士》で弾いて勝ち。
8回戦 アブザンカンパニー 先手 ○○
1ゲーム目、《思考囲い》で《集合した中隊》を落とし、マナクリを展開。相手《月の大魔術師》がでてくるも、こちらの《集合した中隊》で《不屈の神ロナス》と《漁る軟泥》がめくれ、速やかにビートダウン。
2ゲーム目、《神聖の力線》スタートされるも《呪文捕らえ》構えながら《集合した中隊》二連打して無限マナから《不屈の神ロナス》で勝ち。
9回戦 アブザンエルフ 後手 ○××
1ゲーム目、相手が1マリガン後初動3ターンでこちら4キル。
2ゲーム目、相手1マリガン、こちら《思考囲い》キープ。しかし土地しか引かず5キルされる。
3ゲーム目、先手3キルハンドをキープ。これはもらった!と思うも《献身のドルイド》の返しに《遺産のドルイド》から《ドゥイネンの精鋭》+《四肢切断》でコンボを阻害されながら4キルされる。完敗。
というわけで初日は7-2。
共に悔いの残る負けでした。。。
ほとほと朝イチ頭が死んでいることが分かったので、二日目は早めに会場に行き、スマホで詰将棋アプリを解くことにしてみました。
意識覚醒が目的なので、難しい問題ではなく簡単な3手詰め~7手詰めを、丁寧に焦らず解くことを心がけたところ、徐々に解答スピードが上がり、頭が回るようになるのを実感できました。これは今後も使えそうです。
10回戦 オーメンジャンドヴァラクート 後手 ○○
1ゲーム目、相手が1マリガン。《致命的な一押し》で《献身のドルイド》が除去されるも、2枚目が生き残りあっさり4キル。
2ゲーム目、相手が1マリガン。《思考囲い》を2発挟みながらの4キル。
11回戦 クラシックジャンド 先手 ○○
1ゲーム目、《思考囲い》でハンドを覗くと溢れんばかりの除去。相手の《漁る軟泥》をチャンプブロックしつつ《召喚の調べ》で《聖遺の騎士》サーチ→除去。
《療治の侍臣》を引いたので場に加えつつ、相手のハンドに《コラガンの命令》があるのでワンチャンス狙うためにもう一度チャンプブロックからハンドを1枚に減らしながらも《召喚の調べ》で《献身のドルイド》ではなく《聖遺の騎士》サーチ。
はたして相手は第2メインで《タルモゴイフ》2体を展開しタップアウト。
こちらのターン、生き残ったハンドから《珊瑚兜への撤退》を出し、こちらライフ5、相手ライフ18+ブロッカー3体で届くか不明ながらも見切り発車。なんとか全部の土地と《療治の侍臣》の2点とで18点ぴったり削りきれて勝ち。心臓に悪い。
2ゲーム目、優先的にフェッチを2枚切ってから《聖遺の騎士》2連打。2体とも生き残ったのであっという間に8/8に育ち、《翻弄する魔道士》で除去を指定しながら殴り勝ち。心臓に優しい。
12回戦 エルドラージトロン 後手 ×○×
1ゲーム目、相手ダブルマリガンながらも3ターン目トロン揃いから《終末を招くもの》《歩行バリスタ》。負け。
2ゲーム目、《翻弄する魔道士》で《四肢切断》を指定しながら4キル。
3ゲーム目、《思考囲い》《翻弄する魔道士》マナクリ3枚、土地2枚をキープしたら、死亡ターンにまだハンドに土地2枚^^ 本当に8ターン土地を引き続けました。
13回戦 グリクシスデスシャドウ 後手 ○×○
BMプロの井上くんとマッチアップ。
1ゲーム目はこちらからは殴らず《死の影》のサイズを5/5に抑えることが出来、チャンプブロックで粘って無限マナ成立。ハンドから《ケッシグの狼の地》プレイで勝ち。
2ゲーム目はこちらがダブルマリガン。そこへ無慈悲に刺さる《思考囲い》。負け。
3ゲーム目は《集合した中隊》で100点満点の《聖遺の騎士》《不屈の神ロナス》がめくれ、《翻弄する魔道士》で《ヴェールのリリアナ》を指定しながら殴りきって勝ち。
14回戦 エルドラージトロン 後手 ○○
1ゲーム目、フェッチを多く引き、《聖遺の騎士》2枚が育って勝ち。
2ゲーム目、《漸増爆弾》《歩行バリスタ》X=1と出されるも3キルで勝ち。
ブンブンでした。
15回戦 ナヤバーン 後手 ×○○
1ゲーム目、こちら1マリガン。《ケッシグの狼の地》1枚のキープは成功したものの、最初にペイ5ライフの《思考囲い》をしてしまったことも手伝って、余裕を持って焼かれ切られて負け。
2ゲーム目、相手1マリガン。《漁る軟泥》での1点ゲインが効き、最後ライフ4から《翻弄する魔道士》で《ボロスの魔除け》を指定。相手が直後ドローした《ボロスの魔除け》を公開して投了。あっぶな!あっぶな!
3ゲーム目、最終的にライフ1残り、相手のドローが2ターン火力じゃなかったので《漁る軟泥》と《聖遺の騎士》で殴りきり。ギリギリ。
というわけで、最終成績は12-3。36位でした。
今回のGPを振り返ると、返す返すも2回戦目のやらか死が悔やまれますが、対策の朝イチ詰将棋は今のところ上手く行っているようですし、次回に期待というところでしょうか。練習がある程度実を結んだ結果と捉えることにします。やり方・方針が間違っていなかったことへの安堵感も少々あります。
次のGPは京都。久しぶりのリミテッドです。新エキスパンション発売直後のため、満足な練習時間は取れないかもしれませんが、それは大勢の人も同じ。精一杯練習して頑張ろうと思います。
それでは最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
また次の機会に!
p.s.今回、GP中の食事と糖分補給にゼリー飲料×4を試してみたのですが、とても良かったです。食べにくさもなく保存性も良し味も良し。オススメです。