第5位:ジェトミアの情婦、ジニー・フェイ



自分が生成するトークンを、何でも猫や犬に置き換えることができる楽しい能力。
近年は、手がかりや宝物トークンメカニズムが恒常的に収録されるようになってきており、これらのような安易に生成できるトークンをすべて2マナ相当のクリーチャーに置き換えることができると考えれば、なかなかの爆発力ではないでしょうか。
また、このサイクルのカードである《路上の師、リガ》《賢明な車掌、トルーズ》《欲深き者、エヴリン》《ドラゴンの打擲、オーグニス》すべてに言えることですが、見た目は三色のカードなのにもかかわず、2色、単色デッキでも運用可能となっています。一見わかりづらいので、採用のチャンスを見逃さないように注意!


第4位:常夜会一家の隆盛



タルキール覇王譚からはや7年半、「楔三色」勢力の多色セットだったタルキールに対応する「弧三色」勢力のセットである今回のニューカペナで、《隆盛》シリーズのメガサイクルが完成するのは非常に熱い。
挙動は一見わかりにくいが、これを貼った後に1マナの呪文を唱えると2/2飛行が出る。その後2マナの呪文を唱えるとまた2/2飛行が出る。その後3マナ...(以下略)
際限なしというわけではないが、ポンと置いた後は除去やカウンターやドローだけを撃っていれば勝手にフィニッシャーが湧き出てくると考えるとなかなか。
実は斡旋屋一家の、カウンターを取り除いて何かするシステムとも相性〇!?


第3位:希望の源、ジアーダ



2マナ2/2飛行警戒、天使ロードにしてマナまで出るという伝説。明らかオーバースペック。
昔は天使といえば白のフィニッシャー枠、軽くても4マナという感じでしたが、最近は2~3マナのものが定期的に登場しており、それによってパイオニアやヒストリックで天使デッキが登場したりしました。
ジアーダはそれらを明確に底上げする1枚。
スタンダードでも、2マナのアタッカー兼《軍団の天使》とシナジーで採用あるか。


第2位:未認可霊柩車



前回の神河では、「カード引いてたら最終的に殴りだせる機体」こと《勢団の銀行破り》が登場しました。発売前にあまり評価している人が少数しかいなかったにも関わらずまあまあ活躍したカードで、前回セットのダークホース的な1枚だったのではないでしょうか。
なので今回は漏らさないように。こいつは「墓地追放してたら最終的に殴りだせる機体」です。しかも打点が高い...!起動にマナもかからないし、その割に追放できる対象を選べるし、枚数も多いです。
こいつの場合は墓地対策兼フィニッシャーですが、やはり役割を複数持っているカードは強く見えますね。


第1位:ジアーダの贈り物、ラクシオール


プレインズウォーカーに装備することで、プレインズウォーカーをプレインズウォーカーではなくクリーチャーにすることができるというかなり特殊な装備品。
プレインズウォーカーがクリーチャーになった場合何が起こるかというと、
・攻撃されなくなる
・攻撃・ブロックができるようになる
・ダメージを受けても忠誠度が減らなくなる
・忠誠度が0になっても、墓地に行くことはない
ざっと上の4つでしょうか。
クリーチャーを対象とする呪文や能力の影響を受けるようになるのはデメリットですが、プレインズウォーカーを中心としたコントロールデッキを使うなら、相手はサイド後クリーチャー除去を抜きたいはずなので、サイドに入れておくことで揺さぶることができますね。
また、別の使い方として、機体に装備すると常時クリーチャーになります。





第5位:エイヴンの心臓刺し




序盤にマナコスト5種類以上はなかなか難しいので、ほとんど修整が付くことは出来ないと思います。
ですが、こいつは下の能力が優秀なので問題はありません。
今回のセットで出た犠牲とも相性が良く今環境にあるカードだと《村の儀式》《命取りの論争》などとの組み合わせも強いですし、普通にチャンプブロックしながら1ドロー+墓地肥しだけでも強いと思います。
後半も3/3飛行,接死として腐りません。
墓地を利用するデッキではおすすめのカードです。


第4位:悪魔的な客室係



相手をワンパンできるパワーを持つクリーチャーもトランプルを持っていないと意味がない、この事を僕はライフとパワーを交換できる《ハルシオンの目撃者、エヴラ》から学びました。
小学生の時に書いたレビューではライフと交換したらワンパンできそうだし絶対強いと確信していましたが、現実はそもそも、殴る前に除去されたりチャンプブロックされたりさらに「これに6マナは重くない?」と自分で思うようになり段々と夢から覚めていきました。
僕はでかい打点に興奮してマジックのブロッカーという当たり前の存在を忘れていました。
しかし今回はしっかりトランプルと速攻まで付いてくれています!
ただしパワーが増えるのはクリーチャーを4体出してようやく16点。 トークンを沢山生成するカードと相性が良いので、スタンでは《永岩城の蜂起》、パイオニア以下では《荒野の確保》《ティロナーリの召喚士》と合わせて使ってみたいです。


第3位:かき消し



能力は《火消し》と同じなのでそもそものスペックが実用的ですが犠牲1のコピーが付いたことで《火消し》では打ち消しにくいゲーム後半でも腐らないようになりました。
犠牲のコストとして《ひきつり目》《よろめく怪異》を使えばカウンターしつつ履修や宝物を出す事も出来ます。


第2位:強請る大入道



3マナで6/4のサイズに加え威迫も持っているのでチャンプブロックするにも2体差し出さなくてはなりません。
アタックを止められたとしても1ドロー+アンタップしてブロッカーになれるのが優秀過ぎます。
パワーが高くて低コストなので今回の犠牲とも相性がいいです。
こいつを使って4ターン目に忠誠度6の《オブニクシリス》を出すのも夢がありますね。


第1位:異端の法務官、ウラブラスク



5マナ4/4速攻と今のマジックにしては控えめなスタッツですが、生き残れば毎ターン確実にリソースを確保してくれます。
相手へのデメリット効果もコントロール相手には致命的ではないでしょうか。
同マナ域の《黄金架のドラゴン》と比べると少し見劣りしますが、このカードを1位にしたのには理由があります。
僕は最近MTGのストーリー紹介の動画を観てその影響でウラブラスクがお気に入りのクリーチャーになりました。
なので今回は能力が3割、私情が7割で《異端の法務官、ウラブラスク》を1位にさせていただきました。




いかがでしたか?今回は以上になります。
気になるカードはお早めに!