第5位:活力を穢すもの
有色マナシンボルのコストを支払う代わりに、ライフ2点で代替できるという能力を持ったクリーチャー、サイクルで各色に存在します。
かの有名な凶悪メカニズム「ファイレクシア・マナ」を疑似的に再現した能力ですね。
その中から特に強そうなのは緑。
パーマネント呪文にしか適用されないので、青や黒のような非パーマネント呪文が強いことが売りである色より、白や緑のようなパーマネント呪文が売りの色のほうが力を発揮できそうですね。
・単純な本体の強さ(5マナ6/6トランプル)
・誘発能力の強さ(自軍クリーチャー全体に恒久的な修正)
・デッキの中の呪文全部パーマネント、なんなら全部クリーチャーの構築も実現可
・支払ったライフを取り戻す手段あり
という点で、緑が一番強そうだな~と。
前回のミラディンブロックの時にやってなかった方々、「ファイレクシア・マナ」の魔力を味わいましょう。
第4位:解放されし太古、リース
クリーチャーやプレインズウォーカーに余剰ダメージを与えるたび、ターン終了時に4/4のドラゴンを生成できる。
自身が 5マナ5/5飛行 護法2 と高いスペックでありながら、条件を満たしたときに出てくるトークンも余裕で主戦力級!
余剰ダメージを与えられるかのキーになるのは戦闘フェイズで、相手が小さいクリーチャーを使ってブロックしてくれるかどうかです。
しかしその時点では《リース》は戦場に出ている必要はない!
つまり、とりあえずいい感じの戦闘をしてみて、条件を満たせたら第2メインフェイズに《リース》、満たせなかったら別のアクションを取ることが可能。
実際に《リース》がトークンを生む精度はかなり高くできるんじゃないでしょうか。
第3位:アーボーグのルアゴイフ
この★/1+★っていうパワータフネスで興奮しないやついんのか!? って感じですね。
クリーチャーの枚数だけを参照するので、《タルモゴイフ》のようにどんなデッキでも活躍するわけではないですがその分上限値は高い!
自分の墓地を肥やして活用するようなデッキに入れれば優秀な先鋒になること間違いなし。
除去されなければ墓地を肥やす準備期間を稼ぐことができるし、除去されたらされたで後々登場するフィニッシャーのための露払いになります。
展開次第では、そのままこれだけで殴り切ることも!?
キッカー能力で、自ら墓地を肥やすことができるオプションが用意されているのもいいですね。
他の手札と相談して、2マナのアクションがほかにないなら素出し、2マナにほかのアクションがあるなら3~4ターン目に回してその分切削できる。
今回ほかにもいくつかりますが、小さいキッカーマナコストを持っていることは、可変マナコストのカードとして非常に優秀な要素だと注目!
第2位:カーンの酒杯
設置した後、マナを払うことで全体除去ができる伝説のアーティファクト。
《ネビニラルの円盤》と《忘却石》と《破滅的な行為》を足して3で割ったようなカードだな...
今回はドミナリア次元ということで、そういった過去のカードへのオマージュみたいな要素もきっとあると思います。
設置後即起動ができない、ソーサリータイミングでしか起動できないという短所もありますが、設置マナが3と軽いところ、破壊するカードの範囲を自分が決められるという長所で十分補うことができていると感じます。
とりあえず序盤に設置した後普通に展開し、頃合いを見て自軍のフィニッシャーのみ残して全部破壊という展開に持って行くことは非常に容易なのではないでしょうか。
常在型能力の部分に関しては現状未知数ですが。それ抜きで考えても十分な強さ!
第1位:進化した潜伏工作員
出、出た~《運命の大立者》シリーズだぁ~~~
キミこのシリーズ好きすぎ!と言われそうですが、今回もランクイン。
素が1マナ1/1で、1マナ払うと2/2、さらに2マナ払うと3/3接死。
ここからが今までと雰囲気の違うところで、最終形態が3マナと軽い!そのうえカードも引くける!
今までの同型シリーズは最終形態まで育てたところで確定除去をされるとマナ的な損失が大きく手痛い展開となりがちでしたが、こいつの場合はカードを引けるので最終形態起動前に対処するのがセオリーになりそうです。
つまり、カードの構造上マナ損をしにくいということ!
純粋なフィニッシャーというよりはマナフラッド耐性のあるサブフィニッシャーとして活躍が見込めそうです。
第5位:進化した潜伏工作員
1マナのクリーチャーがインスタントタイミングで成長できるのが優秀過ぎます。
特に最後の能力はサイズを上げながら手札を補充できるので、すぐに手札が枯渇するアグロデッキだけでなくミッドレンジのマナフラ受けにも使われそうです。
とりあえず黒が入るデッキなら採用されるカードだと思います。
第4位:選定された平和の番人
序盤は除去や軽量クリーチャー、中盤以降はコントロールの全除去やフィニッシャーを重くしたりとあらゆる場面で活躍する能力です。
前スタンには同じようなカードで《精鋭呪文縛り》がありましたが《選定された平和の番人》は《精鋭呪文縛り》より優れている点がいくつかあります。 まず1つは手札に指定したカードが複数あればすべて重くできる点、2つ目は重ねて重くできる点です。
しかし劣っている点もあり、《精鋭呪文縛り》と違い、場に出て残り続けないとマナコストが戻ってしまいます。 これがあるので完全に《精鋭呪文縛り》と同じ活躍ができるかは分からないですがそもそも3マナ3/3警戒に付いている能力なのでで強いのは間違いないです。
第3位:黙示録、シェオルドレッド
4マナ接死4/5のスタッツに加え場にいるだけで毎ターン2点のライフ差を発生させる唯一無二の能力持ちです。
アグロにとってはサイズだけでもきついのにライフ回復まで付いているのは致命的でしょう。
相手の《鏡割りの寓話》の2章の効果に対して最大4点のライフを失わせることが出来たり、《電圧のうねり》で除去されないのも良いです。
次のスタンダードは《ヴェールのリリアナ》が使えるので黒自体が追い風ということもありこの順位にしました。
第2位:力線の束縛
スタンダードではニューカペナで出たトライオームが使えるので、3色ランドが1枚場にあるだけで3マナ軽減できるのは破格の性能です。
しかもモダン以下ではフェッチランドがあるので最速2ターン目には5色を揃えることが出来ます。
2ターン目から土地以外のパーマネントを1マナで除去できるのはあらゆる除去カードの中でも最強クラスではないでしょうか。
次のスタンダードでも下環境でも期待できるカードです。
第1位:セラの模範
カードを見た途端!?と思いました。
《夢の巣のルールス》とよく似ていますが1マナ重いため動き出すのは5ターン目以降からになりそうです。
それでも飛行と稲妻の一撃にも耐えられるタフネス4は優秀で、生きてターンが帰ってきたらアドを取り続けられます。
《墓地の侵入者》や《日金の歩哨》などの対策カードはありますが、同じ4マナ域の《放浪皇》や《黙示録、シェオルドレッド》にも負けないカードパワーだと思うので1位に推してみました。
いかがでしたか?今回は以上になります。
気になるカードはお早めに!