こんにちは、高尾です。
『基本セット2019』が発売されましたね。
3年ぶりの基本セットということで少し懐かしいカードが多い中、古いエキスパンション『レジェンド』からエルダー・ドラゴン・サイクルのリメイク版も収録されたなかなか熱いセットです。
そのエルダー・ドラゴン・サイクルの中でも誰もが注目したであろうカード《破滅の龍、ニコル・ボーラス》。
僕も注目のカードTOP5で堂々の1位に挙げさせて頂いたので、今回はこれを使ったデッキを1つご紹介したいと思います。
1週間後にはGP千葉(リミテッド)が控えているので興味ない方もいらっしゃるかもしれませんが、最後まで読んで頂けると幸いです。
デッキ紹介
注目のカードTOP5では《破滅の龍、ニコル・ボーラス》の他に《ドラゴンの財宝》も5位に挙げさせて頂きました。
《ドラゴンの財宝》はそこでも説明した通り、リソースを失わずにマナ加速できる素晴らしいカードです。
過去にも3マナのマナアーティファクトはいくつもありましたが、その中でも1、2を争う性能だと思います。
ドラゴンデッキ専用なわけですが、当然《破滅の龍、ニコル・ボーラス》もドラゴンであることからこの2枚に着目したデッキを組んでみました。
それがこちらのグリクシスドラゴンです!
:Download MO Format |
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土 地 |
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4枚 | 3枚 | 2枚 | 1枚 | |
4枚 | 4枚 | 1枚 | 3枚 | |
3枚 | ||||
ク リ │ チ ャ │ |
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4枚 | 4枚 | 4枚 | 4枚 | |
1枚 | ||||
呪 文 |
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3枚 | 4枚 | 3枚 | 3枚 | |
4枚 | 1枚 | |||
サ イ ド ボ │ ド |
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2枚 | 1枚 | 1枚 | 1枚 | |
3枚 | 2枚 | 1枚 | 2枚 | |
2枚 |
ご覧の通りグリクシスミッドレンジがベースになっています。
デッキの基本的な動きとしては、2ターン目までに除去or《光袖会の収集者》、3ターン目に《つむじ風の巨匠》or《ドラゴンの財宝》、4ターン目に《破滅の龍、ニコル・ボーラス》or《栄光をもたらすもの》といった流れになります。
《ドラゴンの財宝》は5マナのカードに繋げるのが理想的ではありますが、4マナの《破滅の龍、ニコル・ボーラス》に繋げてもすぐにドローできるので十分すぎる強い動きができます。
相手にカードを1枚捨てさせ、こっちは1枚引いて4/4飛行が出るのでお手軽1:3交換です。
また、特筆すべきこととして《ドラゴンの財宝》が入ったことでより安定感が増しました。
具体的には・・・
①マナサポート
グリクシスミッドレンジは非常にマナベースがタイトなデッキです。3色でありながら黒黒や赤赤を平気で要求してくるので頻繁に色事故を起こしてしまいます。
《ドラゴンの財宝》は色マナカウントに余裕を持たせると同時に、タップインの枚数を抑えることができます。
②3マナ域の優先度
3マナ域の中でも《つむじ風の巨匠》は必須として、《機知の勇者》は《ゴブリンの鎖回し》に弱く《光袖会の収集者》から続けて展開しずらかったので優先度は低いです。赤系に当たると3マナ払う価値はなく、マッチアップによって強弱の激しい不安定なカードでした。
それがどのマッチアップでも腐りずらい《ドラゴンの財宝》になったのは大きいです。
③マナ加速
マナ加速によって重いカードを唱えやすくなったのはもちろんですが、その他にも《破滅の龍、ニコル・ボーラス》が変身しやすくなったこと、《スカラベの神》を戦場に出してすぐさま能力を起動しやすくなりました。・・・などなど。
このようにドラゴンシナジー以外にも、マナアーティファクト自体がこのデッキと噛み合っています。
ただそんな《ドラゴンの財宝》にも、《削剥》によって僅か2マナで破壊されてしまうという欠点があります。
何もしないまま《削剥》で割られると逆にテンポを取られてしまいます。
また、ビートダウン相手に後手3ターン目にこれを張ってる暇はありません。
これらは《マグマのしぶき》、《致命的な一押し》といった1マナ除去を多めに採用することで解決しました。
もし《削剥》で割られても《ドラゴンの財宝》から1マナ除去を打てば実質2マナ同士の交換になりますし、ビートダウン相手にも隙を生みずらいです。
コントロールに対しても《ドラゴンの財宝》から《強迫》を打ち、次のターンビッグアクションに繋げる強い動きができます。
デッキの課題
通常のグリクシスミッドレンジでもそうなのですが、《再燃するフェニックス》や《熱烈の神ハゾレト》がきつい点がこのデッキの課題です。
《破滅の龍、ニコル・ボーラス》は赤系アグロ以外のマッチアップで強力なのですが、正直これらのカードに対して弱いのは否めません。
《ヴラスカの侮辱》があるとはいえそう都合よく毎回合わせられませんし、《奔流の機械巨人》を採用していない分《ヴラスカの侮辱》を複数回打ちにくいのでそれがより顕著になっています。
一応飛行機械・トークン+《マグマのしぶき》で《再燃するフェニックス》は対処できますが、《マグマのしぶき》に対して相手の火力で避けられる可能性はあるので注意が必要です。
また、サイドボードには《霊気溶融》や《慮外な押収》を忍ばせてはいますが、あまりに赤系アグロが多いようであればメインに移してもいいかもしれません。
終わりに
今回は基本セットということもあり、そこまで新カードのバリエーションが豊富なわけではないので既存デッキの別バージョンという形でご紹介しました。
デッキパワーはさすがにかなり高いだけあって感触はいいので、スタンダードを触る機会がある方は是非一度お試しあれ!
ちなみに《破滅の龍、ニコル・ボーラス》は伝説のくせに余裕で4枚入るほどカードが強いので、グリクシスカラーがTier1になる前に集めておきたいところです。
リミテッドでも恐ろしく強いのでGP千葉で引いたらちょっと無理してでも使いたいですね(笑)
それではGP千葉に参加される方々のご健闘をお祈りします。
Good Luck!