注意! ※この記事は2019年11月28日に執筆したものになります。 ご了承下さい。
1.最初に
こんにちは。杉山です。
スタンダードに再び激震走る。
日本時間11/18深夜、上記3枚がスタンダードで禁止となりました。
普段こういった形でメタゲームが変わることは多くないので(今回は1か月前にもありましたが…)、新環境でどういったデッキを使えばいいか迷っている人も多いと思います。
この記事が掲載される頃には粗いメタゲームも揃いつつあるかもしれませんが、禁止改定時に自分が何をどうとらえて、新しいデッキを選ぶかについて書いてみようと思います。
軽い気持ちで、答え合わせを楽しむぐらいに読んでもらえれば幸いです。
(それぞれサンプルデッキを載せようと思ったのですが、想像以上に数が膨れてしまったので割愛させていただきます><)
2.直接的に抑圧されていたカードを使う
《王冠泥棒、オーコ》オーコによって抑圧されていたカードには以下のようなものがあります。
禁止前にはアーティファクトや速攻や呪禁を持たない重いクリーチャーには人権がありませんでしたが、これらのカードが再び陽の目を浴びる可能性があります。
検討デッキ
《パルン、ニヴ=ミゼット》《弾けるドレイク》を積んだイゼットドレイク
《パルン、ニヴ=ミゼット》を積んだ《創案の火》デッキ
《パルン、ニヴ=ミゼット》をフィニッシャーとしたトリココン
《グレートヘンジ》を積んだゴルガリアドベンチャー
《グレートヘンジ》を積んだセレズニアアドベンチャー
《グレートヘンジ》を積んだ緑単とその派生
《エンバレスの宝剣》を積んだラクドスナイツ
《冒涜されたもの、ヤロク》を積んだスゥルタイエレメンタル
《天空の刃、セファラ》をフィーチャーした青白フライング
《夏の帳》
《夏の帳》に抑圧されていたカードには以下のようなものがあります。
各種単体除去や手札破壊、コントロール奪取系カードの使いやすさが格段に上がりました。
また、屈指のパワーカードである《戦争の犠牲》が注目を浴びるようになる可能性は高いです。
検討デッキ
《戦争の犠牲》を3~4枚積んだゴルガリアドベンチャー
《戦争の犠牲》を3~4枚積んだゴルガリかまどデッキとその派生
除去と手札破壊とカウンターと《龍神、ニコル・ボーラス》もしくは《弾けるドレイク》《パルン、ニヴ=ミゼット》で構成されたグリクシスコントロール
《裏切りの工作員》もしくは《集団強制》をフィニッシャーとしたシミックランプ
《裏切りの工作員》《模写》を積んだシミックエレメンタル
《強迫》をメインに積んだラクドスナイツ
カウンターを多く積んだ古典的青白コントロール
《むかしむかし》
《むかしむかし》によって抑圧されていた単体のカードはありませんが、安定して《エッジウォールの亭主》スタートするアドベンチャーデッキや《金のガチョウ》スタートするかまどデッキにスピードで負けていたデッキは多少立ち位置を良くしています。
検討デッキ
カウンターを多く積んだ古典的青白コントロール
《創案の火》デッキ
シミックランプ
3.間接的に抑圧されていたカードを使う
禁止カードに直接抑圧されていたわけではありませんが、シミックフードとその派生に多く採用されていたカードは多くあります。すなわち、《霊気の疾風》と《害悪な掌握》に抑圧されていたカードには以下のようなものがあります。
当然ですが緑のカードが多くを占めます。
緑のカードを禁止することでその他の緑のカードが復権するのも皮肉ですが、緑の本分である大型で優良なクリーチャーやプレインズウォーカーが再び注目されるのは良いことでしょう。
検討デッキ
《創案の火》デッキ
緑単とその派生
セレズニアアドベンチャー
シミックフラッシュ
ラクドスナイツ
グルールビート
《荒野の再生》デッキ
4.弱体化するカードを補強するカードを使う
はっきり言うとマナ加速カードです。《王冠泥棒、オーコ》《むかしむかし》禁止によって、《金のガチョウ》の安定性は減じました。(ただし食物トークンの生成能力は希少性を増すためその価値も高まるでしょう)
検討デッキ
シミックランプ
エレメンタルデッキ
《楽園のドルイド》を4枚積んだアドベンチャーデッキ
《楽園のドルイド》を4枚積んだかまどデッキ
《荒野の再生》デッキ
5.ここまでを踏まえて
例えば週末にPTQを控えると仮定して、自分が使うとすれば、・オーソドックスな青白コントロール
・《楽園のドルイド》を4枚、《アーク弓のレインジャー、ビビアン》《探索する獣》をそれぞれ3~4枚、《グレートヘンジ》を1~2枚積んだゴルガリアドベンチャー
・《裏切りの工作員》をフィニッシャーにしたスゥルタイエレメンタルランプ
のどれかだと思います。
個人的にはまったく新しいデッキが活躍するのを見てみたいですが、どうなっているでしょうか。
いつになっても新環境は楽しみです。
それではまた次回。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。